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ケリー・マクゴニガル 著: スタンフォードの自分を変える教室 [読書(ビジネス書)]

ケリー・マクゴニガル 著: スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォード大学などというと、小難しい科学論かと思ってしまった。

たしかに精神論から脱却し、科学的に解明しているが、
しかし本書は非常にわかりやすい。

例えば本書の中で、精神コントロールについて瞑想を取り入れている。
一見、瞑想と言うと非科学的に思われるが、
その必要性を科学的に説いているのも面白かった。

また、我慢すること、制限することを目標にかかげるのではなく、
トライすること、始めることを目標にする。

結果は同じだが、考え方を変えるだけで意識がポジティブに働き、
諦めることなく取り組める。

僕が一番好きな項目は、
周りの人の影響をうまく活用すること。

ひとは論理的に動くよりも、
流行などの周りの人の影響が大きい。

皆がやっているから、自分もやりたい。
日本人は特にそうかなと思う。

これが人の性であり、集団意識である。

この性質を利用し、
マインドの高い人、目標とする人を周りに置くことで、
自分もあたかもその人たちと同列に置く。

そうすることで、「自然と」取り組むのが当たり前になり、
習慣化する。

そういったコミュニティに自分を置く工夫、
もしくは意識レベルだけでも、そうすることで大きな変化がある。

このことは僕も学生時代に経験がある。
周りの友人が変わったことで、自分の学力が上がり、
レベルアップした。

逆に、中学デビューで不良たちと付き合い、レベルダウンしたこともある。

こういった身近なことで、
我々の意識を変えてくれるすばらしい一冊である。


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