東野 圭吾 著 : 夜明けの街で [東野 圭吾]
東野 圭吾 著 : 夜明けの街で
ミステリー要素だけでなく、不倫関係要素も含めて読者を引き込むのがさすがにうまい。
一粒で二度おいしい感じ。
まさに本書は、男性向けだなっと。
僕は中盤で謎は解けてしまいました。
が、なぜそういう行動を取ったのか・・・というのはサプライズでした。
あまり「不倫」をテーマにした小説を読んだことがないので、
途中からだだハマリし、読んでいてワクワクしてしまいました。
しかし、だんだんとまた、こんな行動を取ってしまう心理に、
笑ってしまうことも・・・。
こんなに出張で言い訳できないだろう!とか、
残業を言い訳にしすぎだろう!とか。
ポイントは、脇役である友人たちの協力や、助言。
ここがまた味がありました。
全体の構成をしても、ミステリー部分と、不倫関係部分のバランスが取れており、
非常にうまかったです。
読者の心も揺さぶられ。
おそらく、不倫未経験の男性にはウケる小説。
でも、経験者は嫌だろうなあ(笑) 女性もまた然り。
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