日本シリーズを終えて [読書(新書)]
野村 克也 著: 巨人軍論
気づいたら日本シリーズも終わっていた・・・(平成19年11月2日現在)
あっけなく、そして野球に無関心になってきている。
これでも、ほんのちょっと前までは毎日のようにTVにかじりついていたのに。
~実は僕は巨人ファンである。~
元々はアンチ巨人てあったが。
数々の伝説を聞きながら、幼少の頃から長嶋ファンであった僕は、
巨人が負け続ければ、いずれ長嶋さんが監督をやってくれるのでは、
とずっとアンチであった。
長嶋監督に就任してからは、
受験勉強もそっちのけで毎日野球を観ていた。
しかし元来、理詰めな人間の僕は、
野村監督の管理野球に興味があり、
将棋の一手のような先を読み合う野球が性に合っていた。
長嶋監督だから、魅せる野球に惹かれたのであって、
本来は野村監督の野球が頭から離れない。
常に一手先を読む。
これは僕の仕事における信念、そして基礎となるものである。
とはいえ、ときには予想をつかないトラブルにめぐり合うこともある。
体調不良、忌引き・・・etc・・・。
しかし、それすらも予定にいれ、一歩先の仕事をする。
そういったことが好きだし、逆にプライベートにも持ち込みすぎ、
お叱りを受けることも多々ある。
野村監督の書く本書は、ある意味で組織論である。
決して、理想論ではない。
しかし、巨人のV9時代に憧れを抱きつつ、ライバル心を持ち、
切磋琢磨する心は、感動に値する。
巨人ファンとしては、ついつい野村監督を嫌煙しがちだが、
本書を読むと、むしろ巨人を好きであった頃の野村少年、
憧れていた頃の彼を想い、親近感を覚える。
力には知を。
パワーに対抗すべく、データを。
常々、理論武装が世を生き抜く術と、ついつい行き過ぎにすら思われる僕だけに、
心惹かれた内容である。
データは、無機質で熱のないものと思われがちだが、
信念を持ったデータ野球は、ときとして力の野球より情熱がある。
僕も、何かに勝つため、守るため、そして、楽しむため、楽しませるために、
一手先を読む。
せっかく、こんな性格になってしまったのであるから、
決して無機質、無感情ではなく、
人を幸せにできるよう、知とデータと、理論を利用したいと強く思う。
巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは (ワンテーマ21)
- 作者: 野村 克也
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/02/10
- メディア: 新書
気分で行動してしまう私だけど
その分、理論的に行動する人を尊敬するしきょうみがあるねー。
人は自分に無いものを求めるから、もしかしたら長島さんは野村さんに
野村さんは長島さんに興味があるかもね。
by (2007-11-03 10:04)
おはようございます。私は、いい歳をしているのに
なかなか先を読んで行動出来なくてダメです・・・
長嶋さんは、素晴らしいと思いますが阪神ファンなので
巨人と聞いただけで背を向けたくなってしまいます。
野村監督さんが書かれたので興味は、あったのですが
巨人軍論と巨人と言う文字に敬遠してしまっていましたが
そんな事に拘らずにじっくり読んでみようと思います。
by kaoru (2007-11-03 10:42)
のんべいキャサリン 様
おっしゃられる通りですね。
ないものに惹かれるというのは、
人間の本能に近いものかもしれません。
kaoru 様
僕はどっちかというと、最近はサッカーの方に興味があります。
地域性を大切にしているのは、
どちらかというとパリーグですね。
セでも、阪神のような地域性あるチームは、
非常に魅力的です。
by 僕 (2007-11-04 15:20)
昔はヤクルトファンでそのときの監督がノムさんでした。
データを利用して常に考えるというのは何事にも必要だなと最近感じるようになりました。
私も最近野球を観なくなってしまいました、好きな選手がどんどんメジャーに行ってしまうので(その分ネットでメジャー速報を欠かさなくなりましたがw)。
by (2007-11-04 20:51)
野球、サッカー、バレー…何にしてもスポーツにあまり興味のない私ですが、
体力勝負に思える戦いの裏に隠れる頭脳戦、というようなのにすごく魅力を感じます。
それを考えると、監督業ってすごいなぁと今更ながらに思ってみたり。。。
ですが、野球にしろサッカーにしろ、
地元のチーム(ロッテとレイソル)はしっかり応援してます♪
by ひろこ (2007-11-05 23:53)
私も先を読めない人です。
今が良ければそれで幸せ〜って単純な人なんです
先を読める人になりたいなあ
by (2007-11-06 22:33)
やす 様
僕も同じで、メジャーへ野球が吸い取られているような錯覚が。
メジャーは面白いのですが、いまいち日本は・・・。
サッカーは不思議と、
どんなに世界へ進出しようが、Jは好きなのですが。
データの重要性も非常に感じる本書でした。
ひろこ 様
ロッテもレイソルも良いチーム。
最近はひいきチームに対する情熱も薄れてしまい、
さびしい僕ですが、
もう一度、どこか熱く応援したいと思ってます(ひそかに)
まめ助の母 様
それはそれでうらやましいですよ!!
今の幸せだけ感じて楽しむっていいですね。
xml_xsl 様
nyan 様
ナイスどーもです!!
by 僕 (2007-11-07 23:49)