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出会いは一瞬が勝負 [読書(新書)]

島田 紳助 著 : ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学


なんだか気になるタイトル。しかも何故、島田 紳助?

中を見ると、どうやら彼はサイドビジネスで成功しているらしい。
その秘訣を教えてくれるようだ。

ならば読んでやろうじゃないか!

簡単に説明すると従業員のモチベーション論である。
しかし彼らしい発言。
なるほど、こういった考えならば、従業員もついてくる。

彼の考えは、従業員が幸せに笑顔で働ける店は、お客様もついてくる。
確かにそうだ。
味もおいしいところはもちろんだが、従業員の接客で印象は大きく変わる。

これは僕のつい最近の体験だが、友人と先日、焼き肉屋に行く約束をした。
いつも行く店は激安だが、味は普通。
しかし久しぶりに会うこともあり、どうせなら噂になっているおいしい店を探そうと、ネットで調べた。
大田区の池上駅はローカルながら焼き肉屋が多い。結構、激戦である。

大田区 池上 焼き肉屋

と検索してみる。
そんな中から一店チョイスし行ってみた。

込む19時過ぎを避けるため、若干早めに集合。
店は駅の側。近くにはチェーン店があるにもかかわらず繁盛していそう。

しかし、いざ店に入ると、店員が出てこない。
急がしそうなのはわかるが、店員が四人いて目があっているのにもかかわらず何も言われず
どうしようかなと立ち尽くす二人。

もういいか?と友人に合図し、出ることに。
ドアに手をかけると、主人らしい人が 「2名様ですか?」と、
焦って声をかけてきたが、我々のテンションはすでに下がっていた。

別に怒ったわけでもないし、嫌になったわけでもない。
なんとなく、もういいかと・・・。
味がおいしいと、ネットで上位に上がっていたとしても、
この時点で味に期待感がなくなってしまった

実際食べたらおいしいのかもしれないが、
そういった印象を一度受けてしまった時点でNG。

もしかしたら、普段はとても接客はいいのかもしれない。
その日がたまたまかもしれない。

しかし本当に縁とか出会いというのは、その一瞬一瞬が勝負
きっと僕らはもう一生、あの店に行くことはないだろう。
縁がなかったのだ。
厳しい一言かもしれないが、
焼き肉屋が一店しかないならともかく、他にもたくさんの店はあるのだから。

働くのが楽しいと思える職場、島田 紳助の言う従業員の笑顔は、
そうした自然とモチベーションの上がる職場での重要な要素としている。
そんな中から、お客様を大切にする精神も自ずと生まれると。

この教訓は、本当に大切だ。
ビジネスだけでなく、私生活でも、出会いの瞬間を大切にする必要がある。
昔なら、毎日教室で顔をあわせる仲間たち。
最初の印象が悪くても、毎日の積み重ねた努力で、印象を覆せる機会はある。

しかし社会人になり、人との出会いに避ける時間が減ってくると、
その一瞬が大切なのだ。
誤解を生んではつまらない。
本当の自分はゆくゆく知ってもらうのでも遅くはない。
まずは、スタートダッシュ。
最低限のモラルとマナーを守り、出会いを大切にしたい。
誤解を受けてしまいそうだが、自分を過剰に演出しろと言っているわけではない。
せめて次につながる恥ずかしくない振る舞いをしよう。

この瞬間、出会った人は、もしかした一生の親友、もしくは大切なお客様、
になるのかもしれないのだから。



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コメント 5

島田紳助のこの本はなんかの番組で紹介されていて「なるほど」と思ったことがあります、この人は近いうちに政治家になるんじゃないかと勝手に思っていますが。
従業員の応対って一番大事ですよね、私も最近似たようなことがありましたが帰りましたね(笑)
by (2007-12-08 10:35) 

kaoru

こんにちは。私もテレビで島田紳助さんが紹介されるのを見ました。
でも気になりつつ本は、まだ読んでいません。
どんなに美味しいお店でも接客態度がなっていないと
二度と足を運ぶ事もないし悪い思いだけが残ってしまいますよね。
日々の生活の中でつい浮かない顔をしてしまう時があって
機嫌が悪いの?なんてお友達に聞かれたりして自分じゃ
そんなつもり無いのに反省する事もあります。
気心の知れているお友達だからゴメンで済ませられますが
一瞬の出会いは、そう言う訳に行かないですよね。
次につながる恥ずかしくない振る舞い、心にしっかり刻みます。
by kaoru (2007-12-08 13:19) 

僕

やす 様

帰りましたか(笑)
たまたま、そういった対応になってしまっていたのなら残念です。
向こうからみたら、たくさんのお客の中の一人かもしれませんが、
こちらは初めての来店だったので。

紳助さんは、おもしろいですね。
すごい好きというわけではなかったのですが、読んでよかったです。。。


kaoru 様

そうですね、最初の出会い、その瞬間は大切だと思ってます。
しかし、逆に、友人の場合は、甘く見てもらってます(笑)
嫌なところを見せ合えるのも友人だと思ってます。
親しき仲にもっという言葉もありますので、
行き過ぎないように気をつけなくてはならいですが。

友人にしても、お店にしても、今度はいい出会いがあるといいな~。
by (2007-12-09 19:30) 

島田紳助さん、前の漫才ブームからの少ない生き残りの一人ですね
たくさん苦労もしたんだと思います。
学校の勉強じゃなくて、本当に頭の回転の良い人
生きる力を持っている人なのでしょうね

お店、やはり対応で嫌になったりしますね
どんなに売れてもお客様ありきだと思うのですが
ちょっとした物のいい方とか、態度とか
影響力は大きいですよね(>_<)ゞ
by (2007-12-09 23:28) 

僕

まめ助の母 様

頭のいい人だと、僕も思います。
この人の番組で勉強になるものも多いですし。

店員の対応は、自分も気をつけたいものです。
実家で働くときは、レジには立たないものの、
店内にはおりますので。

ちょっと毒舌な記事になってしまい、
申し訳ありませんでした。
by (2007-12-11 23:38) 

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